新しいモビリティをソフトウェアで構築

将来的には、ソフトウェアが自動車の顧客体験を定義し、ブランドやモデルレンジを差別化する推進力となるでしょう。車両のライフサイクル全体を通じて、ソフトウェアのアップデートにより新しいサービスや機能を追加し、ドライバーのニーズに合わせてカスタマイズすることで、車両を最適化することができます。これにより、OEM・車両運行会社・サービスプロバイダーにとって、新たなデジタルビジネスモデルが開かれます。

ETASは、ソフトウェアデファインドビークル (SDV)のための統合ソリューションプラットフォームと開発ツールで、その道を切り開きます。

クラウドベースのソフトウェア開発ツールチェーンは、自動車用に特化したすべての関連ツールとプロセス、および使いやすい組込み開発環境をカバーしています：

• ASW/BSW用組込み開発ツールチェーン（サードパーティ製ツールを含む）
• ASW/BSW用安全・ADAS/AD開発ツールチェーン
• 車両エッジ開発ツールチェーン（サードパーティ製ツールを含む）
• プレSOP領域および開発サービス エンドツーエンドの確認・検証ツールチェーン

ソフトウェアデファインドビークル（SDV）のオペレーティングシステムのコンポーネント：

• AUTOSAR ClassicからAUTOSAR Adaptiveへの移行
• ADAS/ADミドルウェア
• 車両エッジミドルウェア
• 安全のためのOSとハイパーバイザ
• 実車サイバーセキュリティソリューション

データ主導の展開、運用、コンピューティング・プラットフォーム・サービス：

• OTAとデータサービス
• クラウドプラットフォームサービス
• クラウドコアサービス
• サイバーセキュリティソリューションのバックエンド

ソフトウェアデファインドビークル（SDV）を実現するためには、ソフトウェア開発をより高いギアにシフトする必要があります。ソフトウェアデリバリのパフォーマンスは、将来のモビリティ競争を成功させるための鍵です。これにより、イノベーションを迅速に統合し、車両の競争力と最新性を維持することができます。SDVポートフォリオのソリューションを使用すると、4つの主要な方法を使用してソフトウェア開発を加速できます：

• ECU virtualization
• Containerization
• Cloud-based development toolchains
• Abstraction of hardware and underlying software layers

ETASは、世界最大級のオープンソースコミュニティであるEclipse Foundationの「ソフトウェアデファインドビークル（SDV）ワーキンググループ」の創設メンバーです。「コードファースト」アプローチを採用し、ソフトウェアデファインドビークル（SDV）のコア機能を実現する自動車業界初のソフトウェアスタックを、関連開発ツールとともに構築することを目標としています。これらのソリューションは、自社の車両開発に利用を希望するあらゆる企業が利用できるようになります。