04/01/2022

ETASとPLC2 Design社が提携

ソフトウェアデファインドビークル(SDV)開発のための包括的ソリューションにより、データの計測、処理、および解析ソリューションを一元的に管理

ETASとPLC2 Design社は、緊密なパートナーシップを締結したことを発表しました。両社は、独占禁止法規制当局の承認を得ることを前提として、2022年3月31日付けで業務提携に関わる契約書を締結しました。

ソフトウェアデファインドビークル(SDV)の実現には、データの取得と処理が不可欠です。ETASとPLC2 Design社による新たな包括的ソリューションを活用すれば、車両メーカーの極めて高度なソフトウェアの妥当性をAD/DA環境で現実に即して確認できるようになります。これにより、今後はさらに信頼性や効率性の高いソフトウェアデファインドビークル開発ソリューションを各メーカーやサプライヤーにすばやく提供することができます。

ドイツのフライブルクに本社を置くPLC2 Design社は、 FPGA(field-programmable gate array)と組込みシステムの分野で設計サービスの提供や製品の開発を行っています。また、特にAMD/Xilinxテクノロジーを対象として、組込み市場向けの専門的なセミナーやトレーニングコースも開催しています。

ETASはPLC2 Design社とのパートナーシップにより、車載データのプリプロセス処理、エッジコンピューティング、および高性能データロギングの分野などで計測製品ポートフォリオを拡充させることができます。PLC2 Design社は、ETASの販売流通ネットワークを利用して自社製品を世界市場に展開することにより、「極めて革新的な製品の開発」という本業に注力できるようになります。

ETASの製品ポートフォリオには、データロギングシステムADL-1000や、高パフォーマンスPCIeカードのPGC-1000などが含まれることになります。さらに、動画の可逆圧縮および解凍に対応したFPGAベースのIPコア(PLC2 L5)も新たにETASの製品ポートフォリオに追加されます。