高速な制御機能の開発

迅速かつ確実な開発

電動ドライブトレインの新機能は、迅速かつ確実に開発を進める必要があります。これはモーターやバッテリ、温度管理のクローズドループ制御といった個々のコンポーネントだけではなく、アイドリングStart-Stopや、電力回生と動力補助(ハイブリッドマネジメント)を伴う燃焼エンジンやモーター、ギアボックス等の従来の駆動系の制御機能の開発にも当てはまります。

ETASでは実証済みのソリューションに加え、革新的な技術も数多く提供しています。

EHOOKS

ソフトウェア内のバイパスフックは重要な役割を担います。EHOOKSは外部および内部バイパスを即時に実現するための技術で、これにより、ソフトウェアのソースコードを必要とすることなく既存のソフトウェアにフックポイントを柔軟かつ容易に挿入できます。適用例として、自動車メーカーがHEV機能によりエンジン制御ECUの拡張を図るといった場合が想定されます。 

机上適合

適合規模の増大に伴い、HEV駆動系においては特に開発初期の段階で机上適合を行う重要性が増しています。INCA ファミリの新製品であるINCA-SIP(Simulink®統合パッケージ)、INCA-SCX(シミュレーションコネクタXCP)を使用することにより、ハードウェアの完成を待たずして、適切なインターフェースを介してINCAの実験・適合環境を使用して、仮想モデル上で適合を実行することができます。ここで作成されたデータは、システム開発の最終段階にあたる適合工程で再利用できます。

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