01/08/2024
車載ソフトウェアの開発・運用を加速する
ETASが、CES 2024でソフトウェアデファインドビークル(SDV)のエンドツーエンド・ソリューションを展示
- 効率的なDevOpsサイクルによりソフトウェア開発スピードを向上
- ソフトウェア統合とデリバリーパフォーマンスの強化により、高まる複雑さと品質への要求に対応
2024年1月8日 ラスベガス(米国) - 自動車業界は、今、自動車がマシンからソフトウェア主導へシフトするという、大きな変革期にいます。この変革が目指すのは、よりクリーンで、より効率的で、信頼性が高く、安全かつパーソナライズされたドライビング体験を提供するコネクテッドな自動車です。そして、この目的に到達するために、自動車業界では、超高速なソフトウェア開発が求められています。
これこそ、まさにETASのポートフォリオが目指しているもの、“自動車用ソフトウェアの開発・運用(DevOps)のスピード向上”であり、ラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で展示する内容です。
ETAS展示ハイライト
DevOpsサイクルを加速するツールとサービス
SDVへの移行には、大規模な車載ソフトウェアアプリケーションの迅速な開発・展開や、車両機能開発に必要な大量のデータ収集・分析など、重要な課題が伴います。ETASのソリューション、ツール、サービスは、品質や安全性、セキュリティを最高水準に維持しながら、ソフトウェア開発、統合、デリバリーの効率を向上させることで、DevOpsサイクルを加速させます。
ソフトウェア開発へのスケーラブルなアプローチ
業界で核心となっている問題の1つは、複雑性に対応し、ソフトウェアエコシステムの品質を確保しながら、ソフトウェアのデリバリーパフォーマンスをいかに向上させるかということです。ETASは、協調的で継続的かつ自動化された品質第一のワークフローに基づいた、効率的なソフトウェア開発へのスケーラブルなアプローチと、自動車メーカーやTier 1サプライヤの"ソフトウェアファクトリー"の立ち上げをサポートする有効なソリューションを提供します。
ADAS/ADシステム用ミドルウェア
ミドルウェアソリューションは、最新の自動車ソフトウェア開発において重要な役割を果たしています。異なるサプライヤのアプリケーションコンポーネントを、実装の詳細を把握していなくても、組み合わせて使用することができます。しかし、ADASやADシステムには、現在のミドルウェアソリューションでは十分に対応できない特有の課題があります。それは、システム性能を犠牲にすることなく、センサーデータの量と速度をどのように処理できるか?ASIL-Bを超える機能安全をどのようにしてサポートできるか?より迅速なデバッグやシミュレーションに基づく検証を可能にするために、再現可能なシステム動作を保証するにはどうすればよいか?というものです。CESでは、これらのミドルウェアに関する課題の詳細と、それに対する経験豊富なADAS/AD開発者による解決方法、そして実際の使用例を紹介します。
ADAS/AD開発のための包括的ソリューション
ADAS/ADソフトウェアの開発と検証は、現在、自動車産業における主要なタスクの1つです。ETASのミドルウェアは、最高の機能安全規格に準拠し、車道と実験室間の再現性を確保するためのデータストリーム管理を実現します。ETASの計測技術を駆使して信頼性の高い大容量の高速データを収集し、ETASのクラウドサービスを使用して数百万マイルにおよぶ検証を行うことができます。
継続的開発ワークベンチ - AWSによるAUTOSAR Classicパイプライン
AWS(アマゾンウェブサービス)クラウド上のAUTOSAR Classic ECUの開発環境では、開発者は個別に設定可能な仮想デスクトップ上で開発ツールを使用して作業し、そのツールは相互に適合して継続的に更新されます。そのメリットは明確で、大幅な効率化、コスト削減、会社の枠を超えたコラボレーションの向上が可能となります。これにより、さまざまな分野の開発者がイノベーションの創造に専念し、効率的に目標を達成できるようになります。
CESの場で、ETASは、ボッシュモビリティアフターマーケットとの強力な協力関係により、新たに追加されたオーサリングと診断サービスも紹介します。ETASは、今後、製造工場や整備工場向けに、関連する修理、サービスデータを統合したオーサリング・診断ソリューションを提供し、すぐに使用可能な自動コンテンツ生成によってライフサイクルを超えた診断を可能にします。
2024年1月9日~12日にラスベガスで開催されるCES 2024のセントラルホール、ブース17207にぜひお越しください。
ETASについて
ETAS GmbHは、ボッシュグループの完全子会社として設立されました。現在では欧州、北米、南米、アジアの各国に拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。ETASのポートフォリオは、ソフトウェアデファインドビークルを実現するためのソフトウェア開発ツールやソフトウェアテストソリューション、車載ミドルウェア、データ取得/処理用ツール、オーサリング/診断ソリューション、自動車用サイバーセキュリティソリューションおよびエンドツーエンドのエンジニアリング/コンサルティングサービスを中心に構成されています。自動車メーカーやサプライヤーは、ETASの製品・ソリューションやサービスを利活用することで、独自性の高いビークルソフトウェアの効率的な開発、運用、セキュリティ保護を実現することができます。
さらに詳しい情報はwww.etas.comを参照してください。
報道関係対応窓口:
Anja Krahl
Senior Manager Press and Public Relations
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