01/03/2023

ETAS:ソフトウェアデファインドビークル(SDV)のフルサービスソリューションプロバイダ

高度に統合されたセキュアなエンドツーエンドのソリューションとツールエコシステムを CES 2023で紹介

  • ETASのソフトウェア開発ツールとクラウドプラットフォームサービスが、すべての車両ドメインとアーキテクチャの世代において継続的なソフトウェア統合を提供

  • 弊社のポートフォリオにより、車載ソフトウェアの迅速かつデータ重視の開発、効率的な展開と管理、安全かつセキュアな運用を実現

米国ネバダ州ラスベガス、2023年1月3日 – モビリティ業界は大きな変革期にあり、ソフトウェア中心の開発に注目が集まっています。ETASは、お客様がソフトウェアライフサイクル全体の複雑さに対処できるようにし、完全にプログラム可能な未来の自動車の実現に貢献します。未来の自動車の実現により、ハードウェアを変更することなくソフトウェアによって機能を継続的に変更、更新、改善できるようになります。さらにETASは、AUTOSAR ClassicやAUTOSAR Adaptiveをはじめとした様々な標準化に向けた取り組みを支援・推進しており、Eclipse Software Defined Vehicle Working Groupなどのオープンソースのワーキンググループにも積極的に参画しています。

「私たちは、ソフトウェアデファインドビークルを実現するために、高度に統合されたエンドツーエンドのソリューションとツールエコシステムを提供してソフトウェア中心の機能開発で自動車メーカーを支援します。車載ソフトウェアの迅速なデータ重視の開発、効率的な展開と管理、安全かつセキュアな運用を可能にし、お客様やパートナーと共に、車載ソフトウェアの未来を果敢に形作っています。」とETAS GmbHの取締役会長トーマス・イラワンは述べています。

DevOpsサイクル全体に対応する弊社のソリューションは、ソフトウェアデファインドビークルの複雑さを簡素化します。ETASはモビリティ産業の発展を目指し、お客様のそれぞれのニーズに合わせたソリューションを提供するとともに、ソリューションの改善、統合、協調を目指します。

一貫した車載ソフトウェア開発ツールチェーンの確立

クラウドベースのツールチェーンとバーチャルなテスト環境により、最高レベルのセキュリティを維持しながら、 開発効率を大幅に向上させます。ETASのツールチェーンは、お客様のニーズや既存のツールチェーンに応じて、お客様のプロジェクトにおける自動化テストと並列テストを実時間よりも何倍も高速に実行できるようにします。

安全かつ確実なソフトウェアの運用

性能、リソース、安全性といった、サイバーセキュリティに関する異種多様な要件を持つソフトウェアアプリケーションの安全かつセキュアな実行を可能にしているのが、AUTOSAR Classic / AUTOSAR Adaptive準拠のETASのインビークルソフトウェアスタック、オペレーティングシステム、ハイパーバイザー、自動車用サイバーセキュリティソリューション、次世代ミドルウェアです。弊社のポートフォリオは、セーフティクリティカルシステム(ADAS/ADなど)の開発とリリースのためのソリューションから、柔軟なVehicle Edgeテクノロジーまで、あらゆる範囲に及んでいます。

ミドルウェアソリューションは、アプリケーションコンポーネント同士を、また基盤となるハードウェアから独立させるための重要な役割を担います。流通している車載用ミドルウェアを実装しても、ADAS/ADシステム特有の要件をすべて満たせるわけではありません。Automotive Operating System(AOS)は、ADAS/ADシステム向けのミドルウェアソリューションです。AOSデモンストレータは、効率的なソフトウェア開発とシミュレーションベースの検証に不可欠な前提条件となる再現可能な挙動を可視化します。

車両とクラウド間の継続的なフィードバックループを実現

車両向けのソフトウェアとサービスの開発・更新を支援するETAS独自のクラウドベース統合プラットフォームのPANTARISは、標準化されたデータの転送と処理を可能にして、スケーラブルな開発環境とシームレスなビークルコネクティビティを実現します。このプラットフォームは、車両とクラウドバックエンド間の継続的なフィードバックループを可能にします。これにより、自動車メーカーもサービスプロバイダも、セキュアで信頼性の高い作業環境を手に入れて、車両向けのソフトウェアとサービスの開発と最適化を大幅に簡素化できます。Pre-SOPドメインと開発サービスをデータの取得や処理用のETASハードウェアを組み合わせることによって、真にデータ重視の開発が可能になります。

包括的なサイバーセキュリティの確保

コネクテッドエコシステムを備えるソフトウェアデファインドビークル(SDV)では、攻撃対象領域が劇的に増えます。ソフトウェアデファインドビークルのセキュリティが適切でないと、フリートのダウンタイムや操作不能、ランサムウェアによる被害や復旧コスト、評判の喪失、賠償請求など、OEMやフリートオペレータは深刻な結果に見舞われます。しかし、すべての脅威を防御できる単一のセキュリティメカニズムはありません。効果的に防御するには、複数の防御線を備える多層式のセキュリティ概念である、多層防御が必要となります。多層防御のアプローチは、車両だけでなく、ソフトウェアデファインドビークルのエコシステムに接続されているすべてのエンティティに適用されます。ソフトウェアデファインドビークルのセキュリティは、 DevOpsソフトウェアサイクル全体に及ぶ必要があります。信頼できるコンポーネントのみが車両エコシステムにアクセスでき、 サイクルを通してセキュリティメカニズムによって脆弱性を検出し修正できなければなりません。多層防御のアプローチによりソフトウェアデファインドビークルのセキュリティを確保するETASのサイバーセキュリティソリューションは、ソフトウェアデファインドビークル実現の成功の鍵となります。

データの柔軟な取得と処理の実現

データの取得・処理ツールは、車両に関連するすべてのデータに迅速にアクセスできるようにするだけでなく、センサや内部ECUのデータの時間同期取得もサポートします。すべてのプロセスを通して信頼できるデータの一貫性を保持しつつ、コンピュータの処理能力へのインパクトを軽減し、既存のツールチェーンにも簡単に統合できる、将来対応型の計測システムをご利用いただけます。

2023年1月5日~8日にラスベガスで開催されるCESのETASブース(16115)にお越しください。ETASのソフトウェアやセキュリティの製品とサービスについて詳しくご紹介いたします。新たな進化を遂げ、車載ソフトウェアの未来を果敢に形作る決意を示した弊社の新しいブランドアイデンティティを体感ください。

ETASについて

ETASは、ソフトウェアデファインドビークル(SDV)実現に向けた、車載用ベーシックソフトウェア、ミドルウェア、開発ツール、クラウドベースのサービス、サイバーセキュリティソリューションおよびエンドツーエンドのエンジニアリングとコンサルティングサービスといった多彩なポートフォリオを提供しています。自動車メーカーやサプライヤーの特色のある車載ソフトウェア開発・運用・確保の効率向上を支援します。

ETAS GmbH

Icon Person

Anja Krahl

Senior Manager Press and Public Relations