ES441 – センサ電源付デジタル入力モジュール

ES441モジュールは1つの物理入力チャンネルから同時に多種の測定信号を得ることができます。全信号に同一のタイムスタンプが提供されます。1つの入力チャンネルを多目的に活用できるため、複数の信号が必要な場合にチャンネル当りの実質コストを大幅に低減できます。自動車固有の典型的なアプリケーションに対応するため、カムシャフト、クランクシャフト、ファン、タービンなどの各種ホイールの平均回転速度の測定をサポートしています。回転速度は車速や流速の計算に用いられます。

アクティブレベルと非アクティブレベル間の切替えのために、2個のしきい値が使用されます(ヒステリシス)。このしきい値レベルの差がノイズサプレッションの範囲になります。入力信号のノイズレベルに対するヒステリシスの値を調整することで、効率的かつ簡便に測定信号の質を向上できます。さらにソフトウェアで設定可能なグリッチフィルタを使用することで、スイッチのバウンス(跳ね返り)に起因するスパイクを除去することができます。

主な特長

  • デジタル入力4チャンネルを装備
  • チャンネル間は電気的に絶縁
  • カウンタ、周波数、デューティサイクル、ステート、タイムインターバルを同時測定
  • 4 MHz信号周波数/120 nsパルス幅
  • 入力電圧レンジ: ±50 V
  • センサ電源電圧:5 V~15 V (チャンネル毎に設定可能)
  • 動作温度範囲:-40 ℃  ~+ 120 ℃
  • IP67規格に適合した防塵防水構造