冷接点温度補正が入力コネクタ毎に個別に行われるため、環境温度の変動(日光の強い照射など)に際しても、測定誤差は最小限に抑えられます。
ES620 は測定範囲-210ºC ~ +1820ºC で、B、E、J、K、N、R、S、T タイプの熱電対に対応します。また全範囲にわたり21 ビットの分解能で動作するため、基本精度+0.25ºC(K タイプ)で、最小測定単位0.01ºC を実現します。
温度信号は多くの場合非常に低速で変動します。そのためサンプリングレートが高いとデータが冗長になり、転送チャンネルやメモリリソースを無駄に拘束する恐れがあります。このような事態を防ぐため、ソフトウェアフィルタや測定周期をモジュール毎に個別に最適化できるようになっています。
主な特長
- 温度センサ用測定16 チャンネル、電気的に絶縁
- 測定チャンネルは電源電圧から電気的に絶縁
- 測定周期はチャンネルごとに調整可能(10 ~ 0.1 サンプル/ 秒)
- スムージング用のソフトウェアフィルタ
- 分解能21 ビットによる高確度測定
- 測定温度範囲:-210ºC ~ +1820ºC
- B、E、J、K、N、R、S、T タイプの熱電対に対応
- イーサネット経由でPC とデータ転送
- 堅牢で機能的なメタルハウジング
- ハードウェア校正サービス