INCAによる実車診断
ODX-LINKは、ETASが測定・適合用に提供している既存のハードウェアをサポートしています。このため、ECUにアクセスして測定・適合・診断を行う場合、一つのユーザーインターフェースでそれらを実施できるほか、INCA 内のハードウェアインターフェースも、一種類ですべての作業をカバーすることができます。
主な機能
- INCA上でのODXベースによるECU診断の適合および総合評価
- フォルトメモリの読取り/消去が容易な操作で可能
- 診断イベントによるデータロギングの開始が可能
- 16進形式や物理値形式でのECUメモリダンプ
- グラフィカルなUIを用いた診断サービスシーケンス自動化機能による時間の節約
- 共通のECU/バスインターフェースハードウェアで、測定・適合・診断の全作業に対処
- あらゆるECUから物理値として診断データへアクセス可能で、きわめてフレキシブル
- 事前に設定済みのODXファイルによりOBDII-on-CANをサポート、難しい設定の必要は一切不要
- 診断データのスナップショット機能・文書化(XML、ASCII、MDF)
- ODX 2.0.1ファイルと、SoftingのDTS7-Venice V7.62.xxのバイナリ診断データベース形式をサポート