AUTOSAR準拠のRTA-FBLフラッシュブートローダを使用すると、組み立てラインやサービスステーションでのECUの再プログラミングが可能になります。生成されたRTA-FBLのインスタンスは、スタートアップシーケンスを実施し、外部のラップトップPCと通信して再プログラミングプロトコルを実行し、最終的にはアプリケーションソフトウェアと適合データをECU上でフラッシュします。
通常、フラッシュブートローダの実装には専門的なプログラミングの知識が必要です。ソースコードの正確な編集は難しい作業です。そのため、ETASでは、RTA-FBL向けのグラフィカルユーザーインターフェースを提供しており、専門知識を必要とせずECU上で容易かつ迅速にフラッシュブートローダを設定できるようにしています。
お客様は、ETASの専門技術を活用することにより、お客様の要件に沿ったソリューションを極めて短時間で実現できるようになるのです。
ISOLAR-B, を統合したRTA-FBLを使用すれば、 ETASのAUTOSARポートフォリオを拡張することができます。RTA-FBLは、AUTOSAR R4.xに準拠する柔軟なアーキテクチャを有しているため、複数のターゲットをサポートし、(GM、FCA、ホンダなど)多数のOEMメーカーに対応することができます。また、OEM各社の仕様に準拠しながら、ブートローダソフトウェアの各種関連機能を設定することが可能です。
特長
- FBLコードの設定や生成に適した使いやすいインターフェース
- 手間を省けるガイド付き設定
- 多様なマイクロコントローラをサポート
- OEM各社の固有の要件に対応
- セキュリティ拡張向けの機能をフルサポート
- 試験時や車載時にダウンロードやサービス提供を行えるよう、ETAS INCAを含むOEM各社のツールでテスト済み
- (外部ウォッチドッグなどの)拡張機能をネイティブサポート
機能とサービス
- RTA-FBLはAUTOSAR規格のMCALに対応するすべてのコントローラをサポート
- OEM固有のFBLの実装においてTier-1をサポート
オーダー情報
RTA-FBLは、ECUやOEMに応じてカスタマイズ可能です。ETAS RTA-FBLの活用の利点についてご興味をお持ちの方は、 sales@etas.comまでご連絡ください。