RTA-VRTEは、マイクロプロセッサ（μP）向けの車載用ミドルウェアです。ソフトウェア開発キット（SDK）、テンプレートモジュール、ダイナミックアプリケーションホスティングを提供します。多様な基本機能に加え、外部ツールやEDMS（ETAS Deterministic Middleware Solution）をはじめとする他のETAS製品を使用した拡張統合が可能です。長期的な視点を踏まえ、AUTOSAR Adaptive Standardに準拠しています。
主な利点
- 柔軟かつ効率的な機能統合 - "Publisher - Subscriber pattern（出版-購読型モデル）"を利用した動的な機能拡張
- いつでも更新可能 - 車両のライフサイクル全体にわたり継続的かつ安全に更新可
- 安全関連のアプリケーションに対応 - ASIL-BまでのISO26262に準拠（ASIL-Dへ対応予定）
- 自動車サイバーセキュリティ要件を網羅
- 専用のエラー処理 - 広範囲なPlatform Health Managementによる監視・エラー処理
サービス指向アーキテクチャ（SOA）
サービス指向アーキテクチャ（SOA）では、ネットワーク上の通信プロトコルを介して、アプリケーションコンポーネントをサービスとして提供します。サービスは、スタンドアロンの機能単位で構成され、正式に定義されたインターフェースを介してのみ利用でき、リモートでのアクセスにより、個々に実行・更新することも可能です。このサービスにおける機能とは、一般的に別々に管理・配布される分散型ソフトウェアコンポーネントの集合体を指します。
特徴
- 診断スタック
- Mimer SQLを使用した永続メカニズム（サードパーティによる機能を含む）
- ロギングとデバッグ
- グローバル時刻同期
