INCA V7.1 Service Pack(サービスパック) 2

機能一覧

  • Windows 8をサポート
  • 新しいASAP3コマンドをサポート: EXTENDED GET/SET PARAMETER
  • パラメータ比較: 新しい耐性比較モード
  • 実験環境の変数検索機能が向上
  • ES581.4 USB CANバスインターフェースのマルチクライアントサポート
  • ECUフラッシュメモリ書込み中に任意のCAN IDによりCANメッセージを送信
  • 新しいProFスクリプトコマンドで変数をビット単位で比較

Windows 8

INCA Service Pack 2はMicrosoft Windows 8オペレーティングシステムをサポートしています。 古いハードウェアデバイスに関して考えられる制約条件については、リリースノートを参照してください。

新しいASAP3コマンド: EXTENDED GET/SET PARAMETER

INCAは新しいASAP3コマンド、EXTENDED_GET_PARAMETERおよびEXTENDED_SET_PARAMETERをサポートして、ASCIIラベルおよび32ビット整数値を自動化システムと交換できるようになりました。これを使用して、ECUソフトウェアバージョンやステータス情報などのメタデータを送信することができます。

パラメータ比較: 新しい耐性比較モード

INCAの適合データマネージャ(CDM)ではさまざまなデータセットを比較することができ、この比較について各種オプションを使用して設定することができます。新しい「FORMAT (ASAP2-MC) with higher precision」オプションを使用すると、A2Lファイルに定義されている精度で比較を実行できます。比較されるデータセットがそれぞれ異なるA2Lファイルを参照している場合には、定義されている精度の中で最高の精度が使用されます。

実験環境の「Search for Variable(変数検索)」機能が向上

INCAの「Search for Variable」機能は、実験内のラベル検索に使用されます。検索しようとして指定したラベルがまだ実験に含まれていなかった場合には、「Search for Variable」ウィンドウから直接、そのラベルが入力フィールドにあらかじめ設定されている状態の「Variable Selection」ダイアログボックスを開くことができるようになりました。

ES581 CANバスインターフェースモジュールのマルチクライアントサポート

ES581インターフェース用の2つのCANチャンネルを、たとえばINCAとBUSMASTERなどのような2つの異なるアプリケーションソフトウェアで並行して使用することができます。

ECUフラッシュメモリ書込み中に任意のCAN IDによりCANメッセージを送信

ECUのフラッシュメモリへ書込みの前および実行中に、任意のCAN IDを使用してCANメッセージを送信することができます。一般的には、この機能はバス上の他のECUからCAN通信を無効化するために使用されます。

新しいProFスクリプトコマンドで変数をビット単位で比較

4つの関数が追加され、変数のビット単位のAND、OR、XOR、およびNOT比較が可能になりました。