RTA-RTE

ETAS RTA-RTE(ランタイム環境)は、AUTOSAR準拠ECUソフトウェア用のランタイム環境(RTE)を提供します。関係するAUTOSAR、OSEK*/VDX、ISO 26262、およびMISRA C*規格の最新バージョンをサポートしています。

AUTOSARランタイム環境ジェネレータ

RTA-RTEには以下の機能があります。

  • すべてのアプリケーションソフトウェアコンポーネントのための通信インフラストラクチャ
  • ソフトウェアコンポーネントのリアルタイムスケジューリング
  • アプリケーションソフトウェアコンポーネントとベーシックソフトウェアモジュールの間のインターフェース

特長

  • ISO 26262(ASIL-D)認証を取得したAUTOSARランタイム環境
  • コマンドライン形式の生成インターフェースにより、開発環境に容易に統合
  • アプリケーションの要求事項に的確に合わせてランタイム環境を最適化
  • あらゆる種類のコンパイラやターゲットハードウェアと親和性が高いので多種多様なECUプラットフォームで使用可能
  • Virtual Function Bus(VFB)のトレース機能で容易にデバッグ
  • 用途に応じて、AUTOSARのコントラクトフェーズをサポートするバリアント、またはコード生成に関する全機能を提供するバリアントを利用可能

機能

  • AUTOSAR Release 4.xおよび3.xに準拠するランタイム環境を生成
  • 生成されたランタイム環境のための多くのコンフィギュレーションオプション
  •  XML入力データの精度と完全性をチェック
  • ランタイム環境をオペレーティングシステムと一体化させるためにオペレーティングシステムコンフィギュレーションを出力
  • CやC++のソフトウェアコンポーネントから得られるソースコードやオブジェクトコードをサポート

 

* OSEK(ドイツ語名“Offene Systeme und deren Schnittstellen für die Elektronik in Kraftfahrzeugen”または英語名"Open Systems and their Interfaces for Electronics in Motor Vehicles"の略)はAUTOSARの前身規格です。

* MISRA C(英国自動車関連ソフトウェアの業界団体Motor Industry Software Reliability AssociationによるC言語コーディングガイドライン)はCプログラミングの標準規格の1つです。プログラミング言語Cの言語サブセットを規定しています。