ASCMO-GO (Global Optimization)
ASCMO-GOは、ASCMO-STATICに実装されている最適化手法を拡張するためのアドオンであり、エンジンの全動作範囲を考慮した最適化が行われます。これにより、たとえば特性マップのスムージング設定を行い、典型的な運転サイクルを遵守しながら累積排出量や燃費を直接最適化できるようになります。
ASCMO-MCI (Model Compression)
ASCMO-MCIを使用すると、モデル作成時のメモリ要件や計算時間の面での複雑さを大幅に軽減できます。高度な圧縮アルゴリズムが使用されているため、目的のモデル精度に必要な基底関数の数を削減することが可能です。また、「シンボリック回帰」に対応するモジュールも備えています。そのため、特殊な方法で任意のシステムの入出力間の機能的な相関を特定することができます。これにより生成されるモデルの多くは単純な数学演算のみで構成された単純かつ効率的なモデルであり、リアルタイム性が重要なシステムで実行できるようになります。さらに、これらのモデルは通常物理的に解釈が可能なため、ECUなどのリアルタイム性が重要な環境で極めて高精度のASCMOモデルを使用することもできます。
ASCMO-ME (Model Export)
ASCMO-SDK (Software Development Kit)
ASCMO-SDKは、ASCMOとMATLAB®とのインターフェース接続を提供します。これにより、コマンドラインやスクリプトを使用してASCMOを遠隔制御したり、ユーザー定義の機能をASCMO環境に統合したりすることができます。そのため、あらゆる種類の可視化、データ処理、モデリング、および最適化のためのアルゴリズムを統合できます。このインターフェースにより、自動化されたテストベンチへの接続も可能になります。