ETAS MDA(計測データアナライザ)による計測データ分析
事前に定義できるコンフィギュレーションを利用することにより、統一されたレイアウトで測定データを表示します。複数の異なる測定シグナルを同じビューと設定で表示するため、測定データを容易に比較できます。測定シグナル結果を印刷または文書化する際のレイアウトは簡単に設定できるので、プロジェクトの仕様や自社のデザインガイドラインに容易に適合できます。
評価結果はMDFファイルとして保存され、選択したシグナルと時間範囲のコンフィギュレーションファイルはXDX形式で保存されます。 MDAインストーラーは、INCAをご利用のお客様に無償で提供しています。ダウンロードセンターから入手してください。
用途
- ECUと車両の測定データを表示して評価
- 実車やテストベンチで、INCAと一緒に使用
- スタンドアロンツールとして使用
- MDF形式の測定ファイルを生成
メリット
- INCAでのデータ記録停止後、MDAが測定データを自動表示
- 複数の分析ウィンドウのカーソルや時間の間隔を同期化することで容易に比較
- 測定データから算出される派生シグナル
- 新規の測定ファイルにコンフィギュレーション(XDAまたはXDX)設定を再利用することで時間短縮
- Windowsエクスプローラのシェルエクステンション機能を使ってメタ情報をプレビューするので、測定ファイルの検索が容易
製品のバリエーション
データ分析ツールMDAはINCA基本ソフトウェアのコンポーネントとしても、あるいはスタンドアロンツールとしても使用できます。
MDAは、大容量ファイル、および大量のシグナル数やグリッド(チャンネルグループ)数でも高速で処理することができます。異なるフォーマットの測定ファイルに対して、読み込みや書き込みのほか、ファイル形式の変換もサポートしています。
これには、例としてMDF形式(V3.xおよびV4.x以降)や、オープンインターフェース、さらには顧客指定の(ASCII、TXT、CSVなどの)テキストファイルが挙げられます。
MDAの機能は継続的に拡張しており、四半期に1度、サービスパックとしてソフトウェアアップデートを提供しています。MDAは、FETK ECUインターフェース、ES89x ECU/バスインターフェースモジュール、INCA V、新製品のES820 ドライブレコーダーモジュールを使って得られた大容量測定データを分析するツールとしてお使いいただけます。
サービスパックは、 ダウンロードセンターから入手できます。
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