MDA V8.7.2
MDA V8.7.2は以下の新たな機能を提供します:
- デバイスマッピングの柔軟性向上
- デバイスマッピングダイアログでは、新しい測定ファイルの同じエントリをコンフィギュレーションで参照される複数のデバイスに割り当てることができ、ファイルを置き換える際に「マッピング不可(No-Match)」状態になるシグナルの数を減らすことができます。
- 走行ルート上の特殊状態の視覚化の改善
- GPSトラックをインジケータ信号に基づいて色分けできるようになりました。
- 小さなシグナルの変化の視認性が向上
- 大きな値域を持つオシロスコープで、値軸の対数スケールが使用されるようになりました。
- 機能拡張とさらなる改善
- 現在の測定ポイントの絶対日時を表示するシグナルの追加
- MDAで計算の基礎となるFMUファイルをサポートする拡張機能
- CANバストレースファイルのINCA-ASCIIフォーマットのサポート(CANバストレースアドオンが必要です。)
更新内容について、より詳細な情報は"What's New Slides"(更新情報)を参照してください:
MDA V8.7.1
MDA V8.7.1では、次の改善を行っています。
- コンフィギュレーション間の測定ウィンドウの互換性を改善
- コピー&ペースト操作でのシグナルのファイル参照を自動的に処理できない場合、ダイアログが表示され、ユーザーによるファイル参照の変更が可能になりました。
- CANバストレースアドオンの機能拡張
- ディスクリプションファイルがバストレースファイルに割り当てられていない場合でも、MDAでのCANバスID、FrameID、ペイロードなどのベーシックなシグナルの解釈が可能となりました。
- オシロスコープと散布図の操作性を改善
- ズーム操作時、縦方向と横方向のズーム動作をユーザーの操作によって直接切り替えることが可能になりました。
- 軸上の数値をより判読しやすく改善しました。
- シグナルカーブにおいて、記録の一時停止を明確に表示しました。
- 電池の分析ウィンドウのサマリ領域のカスタマイズに対応
- 電池の分析ウィンドウのサマリ領域において、どのエントリをどの説明とともに表示するかの定義が可能になりました。
V8.7.0
MDA V8.7.0では、次の改善を行っています。
- コンフィギュレーションの内容をXDAファイルフォーマットにエクスポート
- コンフィギュレーションの重要な内容の一部(例:オシロスコープ)を旧バージョンのMDA8にインポートが可能に
- 電池用の新たな分析ウィンドウ「セル電圧グラフ(Battery Voltage Graph)」に対応
- 電池セルの電圧値をグラフィカルに概観表示、限界値の表示との組み合わせでセル間の比較が容易に
- 「シグナル置換」ダイアログの改善
- コンフィギュレーション内のシグナルを測定ファイル内のシグナルにより簡潔かつフレキシブルに置換
- ユーザビリティと機能面の改善
- 「測定データのエクスポート」ウィンドウでファイルパスとファイル名が個々に指定可能となり、効率的な測定ファイルの新規作成が可能に
- ショートカットメニューからわずかなステップで分析ウィンドウにシグナルを追加
- 変数エクスプローラのカテゴリフィルタにECUとラスタが追加され、よりフレキシブルに適切なシグナルの検索が可能に
- 万一に備えた一定間隔でのバックアップコンフィギュレーションの作成
MDA V8.6.7
MDA V8.6.7では、次の改善を行っています。
- 測定ファイル単位で色を割り当て
- 1つのファイルから読み込まれたすべてのシグナルを、オシロスコープ、散布図、GPS地図上で同一の色で表示することが可能になり、複数のファイルから取得したシグナルの比較が容易に
- 電池用の新たな分析ウィンドウ「セルアンバランスヒストグラム」を追加
- 電池セルのバランス崩れを分かりやすく表示
- ファンクションライブラリに新たな定義済み演算(ファンクション)を追加
- State-of-charge”充電率の計算、PDM/PWM(パルス密度変調/ パルス幅変調)の解析、セクション別の計算(平均、積分、最小値、最大値、合計)
- デバイスマッピングダイアログおよびシグナルの“マッピング不可(No-Match)”状態の改善
- 測定ファイルの置換後、シグナルのメタ情報のクリーンアップを行うことで、ワイルドカード“*”が付加されたECUのエントリの数を削減
- シグナルを識別しやすくするために、“マッピング不可(No-Match)”状態のシグナルに関連するすべてのメタ情報を表示
MDA V8.6.6
MDA V8.6.6では、次の改善を行っています。
- コンフィギュレーションテンプレートの対応
- 新しいフォーマットへの対応により、異なる測定ファイルに対して同じコンフィギュレーションを複数回使用することが可能に
- 新たに実装された機能: セルアンバランスグラフ
- 使いやすく、すべてのセルの電圧値を把握しやすいグラフに対応
- 使用可能な定義済み演算の追加
- クラーク・パーク (Clark and Park) 変換の逆変換、包絡線の計算、AC充電および電流充電のステータス評価
- デバイスマッピングダイアログの改善
- 手動でのマッピングによる負荷軽減のため、ファイルの置換後、MDAによる自動でのデバイスマッピングが可能に
MDA V8.6.5
MDA V8.6.5では、次の改善を行っています。
- 定義済み演算( ファンクション)の処理の改善
- インポート/ コピー&ペースト操作でファンクションのやり取りと再利用が可能に
- FMUファイルの更新後、定義済みの入力シグナルの再割り当てを実施
- FMUファイルの操作性の強化
- MDAのUIから直接FMU(ファンクショナルモックアップユニット)を追加可能、さらに、MDAを再起動することなくFMUの使用が可能に
- ファンクションライブラリに新たなファンクションが追加
- シグナルの最小/最大絶対値(Min/Max of Overall time Range)
- シグナルの三相システム( e-motor)から空間ベクトルへの変換(Clark Transmission/Park Transmission)
- プロパティ > 軸のオプションテーブルの改善
- ストリップの表示:選択したデータ表現(物理値/16進数/10進数)で軸の範囲の入力が可能に
MDA V8.6.4
MDA V8.6.4では、以下の改善を行っています。
- 測定ファイル置換時のデバイスマッピングダイアログボックスの表示
- 新しい測定ファイルに含まれるシグナルを既存のコンフィギュレーションで使用中のシグナルに置換
- これにより、「マッピング不可」("No-Match")状態になるシグナルの数を減らすことが可能に
- 新たなファンクションドッキングウィンドウ
- ASCMO V5.8以降のバージョンで作成されたFMU(ファンクショナルモックアップユニット)ベースの定義済みの演算を通常の測定シグナルと同様に使用可能に
- LABファイルフォーマット V1.2およびV1.3に対応
- 新たなLABファイル(ラベルファイル)フォーマットに対応 - INCAの変数選択においてシグナルとデバイスの組み合わせでフィルタリングが可能に
- その他の操作性および機能改善
- Windows エクスプローラからのドラッグ&ドロップで測定ファイルを置換
- ASCIIベースのテキスト測定ファイルでデバイス情報を個別の行に記録する追加オプション
- オシロスコープのストリップの並び替えを容易にするショートカットメニューを追加
MDA V8.6.3
MDA V8.6.3では、主に以下の機能が追加されました。
- シグナルに適用した時間オフセットの調整に便利な機能が追加
- 個々のシグナルのシフト時に、測定ファイル内の他のシグナルとの同期が可能
- バッテリーのセルアンバランス(セルバランスくずれ)を表示する新規画面を追加
- 電圧などの数多くのシグナルの中から、電圧の平均値からの偏差が最も大きなシグナルの特定が容易に
- 以下のユーザビリティーの改善:
- 論理ストリップに、1ビットのシグナルをデフォルトで追加
- ファイルエクスプローラで、測定ファイルに紐づく添付ファイルと参照ファイルが表示可能に
- 分析ウィンドウのメニューコマンドからのシグナルの置換に対応
すべての改善点と詳細については、こちらをご覧ください。
MDA V8.6.2
MDA V8.6.2では、主に以下の機能が追加されました。
- 圧縮したエクスポートファイル(コンフィギュレーションファイルとそれに割り当てられたすべてのファイル)を簡単に作成
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エクスポートファイルは、直接またはインポート機能を介して開くことが可能
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他のユーザーとのファイルの交換や特定のセットアップのアーカイブ゙が可能
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- 測定ファイルのフォーマットの改善
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使用できない測定ファイルのツールチップに、より詳細なエラーメッセージを表示
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ATI Visionで作成または使用された特定のMATLABファイル固有の表現形式の読み取り、書き込みをサポート
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- コマンドラインツール「MdfCombine.exe」により、データをリサンプリングする新たな引数を提供
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マルチラスタをサポートしないツールで必要な場合は、すべてのシグナルに対して等距離の周期時間ラスタが一つだけある測定ファイルの作成が可能
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MDA V8.6.1
MDA V8.6.1では、主に以下の機能が追加されました。
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MDA V8のコンフィギュレーションからファイル、レイヤ、分析ウィンドウをインポート
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異なる測定ファイルから同じシグナルを読み込んで、重ね合わせ表示ができます。
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時間オフセットの定義が簡単に
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オシロスコープ上のカーブを左右にドラッグするだけで、シグナルごとのオフセットを設定できます。
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MdfCombine.exeでより柔軟にMDFファイルを結合
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ファイルを結合する順番を自由に指定できます。
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MDAのエンジニアリング向けアドオン機能
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ASAM ODSデータベースへの統合
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ODS V6データベースに格納された測定ファイルに直接アクセスできます。(ユーザー固有のデータベース仕様に合わせたカスタマイズが必要です)
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MDA V8.6.0
MDA V8.6.0では、主に以下の機能が追加されました。
- MDA V8 のコンフィギュレーションから表示名ルールをインポート
- ラベルファイル(* .LAB)を使用した変数エクスプローラでのフィルタリング
- Windows11のサポート
MDA V8.5.7
MDA V8.5.7 では主に以下のような機能強化が行われました。
- 既存のMDA V8 コンフィグレーションから演算シグナルをインポート
- テキスト形式の測定ファイルの読み込み、書き込み機能を強化
- オプションとしてシグナル名、デバイス、単位情報の構造を定義可能
- より柔軟にタイムチャネルを取り扱い可能(日時情報の組み合わせなど)
- MdfConvert.exe: お客様独自のテキスト形式の測定ファイルフォーマットをサポート
MDA V8.5.6
MDA V8.5.6 では主に以下のような機能強化が行われました。
- CAN-Traceアドオン: BLFファイルを読み取るためのARXMLファイルをサポート
- 変数名の表示ルールの設定時に、適用対象とする変数グループを柔軟に指定可能
- 列挙型シグナルを10進数または文字列としてテキスト形式のファイルにエクスポート
- 測定ファイルの削除によってシグナルがマッピング不可になった際に、状態の復元を容易にするため、その測定ファイル名をファイルエクスプローラに継続して表示
- MDA V8のビデオチュートリアルへのアクセスがスムーズに
MDA V8.5.5
MDA V8.5.5 では主に以下のような機能強化が行われました。
- 個々のシグナルの置換
- 変数名の表示規則を複数定義して、任意に組み合わせて適用可能
- 測定データのエクスポート時にサンプリングレートを任意に設定可能
- ネストされた変換式が定義された演算シグナルをサポート
MDA V8.5.4
MDA V8.5.4では主に以下のような機能強化が行われました。
- 演算シグナル: 直線補間または定数補間を行うカーブ(1D)とマップ(2D)のルックアップテーブルをサポート
- 変数エクスプローラ: フィルタ機能が強化され、目的の変数をより素早く見つけることが可能に
- アドオン機能: INCAのビデオアドオンで録画したファイルを再生するための「ビデオウィンドウ」を導入
- 測定ファイルのエクスポート: MDF V4.1.xを圧縮保存
MDA V8.5.3
MDA V8.5.3では主に以下のような機能強化が行われました。
- エクスポート機能の強化(すべての測定ファイルに含まれる全シグナルのエクスポート、など)
- 演算シグナルにおけるルックアップテーブルのサポートに向けた第一歩: 非補間カーブのサポート
- アドオン:バストレースファイル(BLF)とCAN DBCファイルの併用
MDA V8.5.2
MDA V8.5.2では主に以下のような機能強化が行われました。
- 計測ファイルをマージするコマンドラインツール(MdfCombine.exe)
- 分析ウィンドウや軸の表示設定を容易に変更できる「プロパティ」ウィンドウ
- GPS 地図上にイベントマーカーを表示
- コンフィギュレーション間のシグナルコピー機能を強化
MDA V8.5.1
MDA V8.5.1* では、以下の機能が強化されました。
- 測定ファイル上の注釈やその他のメタ情報の編集
- INCAおよびMDA V7 (*.xcs)からの演算シグナル定義のインポート
- ラベルファイル (*.lab) の作成により、INCA実験環境などでのシグナルの再選択を迅速化
- オシロスコープ機能の強化 ―カーソル値の自動更新、シグナルから軸への割当をサポートする新しいUIエレメント
- フォントサイズとラインスペースを最適化し、よりコンパクトなリスト表示を実現
* MDA V8.5とINCA V7.3のサービスパックの番号を統一させるため、V8.5.0はスキップしました。
MDA V8.4.1
MDA V8.4.1では、主に以下の機能が追加されました。
- INCA V7.3.0と連携したスナップショット記録(記録中にMDA V8.4.1をINCAから起動可能)
- INCA実験環境内で使用される演算シグナルのインポート
- GPS地図ビューアに同期カーソルを表示
- オシロスコープの機能改善(シグナルグリッドのデフォルトモードを指定するオプションなど)
MDA V8.4.0
MDA V8.4.0では、主に以下の機能が追加されました。
- 緯度と経度を使用して走行ルートを表示するGPSマップビューア
- 長いシグナル名を短く省略表示するルールを定義可能
- 個々のシグナルにタイムオフセットを適用可能
- オシロスコープにイベントを表示(EVENTデータタイプ、“$ signals”)
- 稼働中のEHANDBOOK-NAVIGATORセッションと接続(EHANDBOOK-NAVIGATOR V8.0が必要です)