COSYM リリース

COSYM (CO-simulation of SYsteMs) は、MiL/SiLに最新鋭のアプローチを提供する、強力なシミュレーションおよび統合プラットフォームです。COSYM は常に機能や操作性の向上に取り組んでいます。3か月ごとにアップデート版を提供することで、頻繁にそして短期間に改善を図っています。このページでは、直近でリリースされたアップデート版の概要を公開しています。

COSYM V3.4.0

COSYM V3.4.0は、SiL/MiL用途にフォーカスしたCOSYMの最新リリースです。

本バージョンでは、新しいコンセプトと機能を導入し、ユーザーインターフェースを拡張しました。主な機能は以下の通りです:

  • 新たに追加されたSliderウィンドウにより入力信号の制御が可能に
  • インストール時、必要な環境変数が設定されていないケースにおいて、ユーザに通知する機能を追加
  • SiLのシミュレーション性能の統計機能により、タスクスケジューリングを分析、最適化し、シミュレーション性能を改善

詳細については、サポートホットラインまでお問合せください。

すべての改善点のすべての概要や詳細については、リリースノートを参照してください。

COSYM V3.3.0

COSYM V3.3.0は、SiL/MiL用途にフォーカスしたCOSYMの最新リリースです。

本バージョンでは、新しいコンセプトと機能を導入し、ユーザーインターフェースを拡張しました。主な機能は以下の通りです:

  • Windows 11環境での使用に対応
  • 2018bから2022aまでのMATLAB® Simulink®モデルに対応
  • SiLのシミュレーション性能の統計の参照が可能に
  • FMU許容誤差(FMU tolerance)パラメータの設定に対応
  • COSYMのログファイルにFMU固有のログの内容を表示させるかどうかの設定が可能に
  • DCMファイルにおいて、共有軸のパラメータ設定に対応
  • 外部ファイルのFMUリソースフォルダへの追加が可能に
  • Python®プログラム言語に依存するECU-TESTなどの外部テストツールとともにCOSYMを使用することが可能に
  • Target Client Python APIのPython v3.7/ v3.8/ v3.9/ v3.10のサポート
  • Simulink Tool Coupler機能のサポート打ち切り

COSYM V3.2.0

COSYM V3.2.0は、SiL/MiL用途にフォーカスしたCOSYMの最新リリースです。

本バージョンでは、新しいコンセプトと機能を導入し、ユーザーインターフェースを拡張しました。主な機能は以下の通りです。

  • マップとカーブに自動認識パターンを設定できる拡張機能への対応
  • COSYMシミュレーションへのXCP接続に関する INCA 7.4の機能のサポート
  • ETAS ASCMO 5.10対応

詳細情報については、お気軽にお住まいの地域のカスタマーサポートまでお問い合わせください。

COSYM V3.1.0

COSYM V3.1.0は、SiL/MiL用途にフォーカスしたCOSYMの最新リリースです。

本バージョンでは、新しいコンセプトと機能を導入し、ユーザーインターフェースを拡張しました。主な機能は以下の通りです。

  • FMI2.0 FMUの「enum」データタイプの測定、パラメータ化およびポートのサポート
  • FMI2.0 FMUの「string」(文字列)データタイプのパラメータをサポート
  • ポートに対して異なるデータタイプの信号の接続をサポート
  • COSYM-NICモデルのJ1939プロトコル対応
  • パラメータビューでのマップとカーブの作成と視覚表示
  • シミュレーション中のリソース消費量の確認が可能なシミュレーションパフォーマンス統計データに対応、ログファイルとして保存も可能
  • COSYMユーザーインターフェースでクラウドにデプロイ可能なパッケージファイル(cloud deployable)の生成
  • COSYM-CARでのネットワークシミュレーション操作に関してTimeウィンドウでの設定が可能に
  • COSYM-CARでのシミュレーション時のネットワークフレーム抑制の設定
  • COSYM-CARでのエラー特定にシステムディスクリプションファイルを活用した早期の検証が可能に
  • COSYMシミュレーションへのXCP接続に関するINCA 7.3.7の機能のサポート

詳細情報については、お気軽にお住まいの地域のカスタマーサポートまでお問い合わせください。

COSYM V3.0.0

COSYM V3.0.0 リリースは仮想化と自動化の実現にフォーカスした初めてのリリースです。

COSYM V3.0.0 の最新機能

  • MiL/SiL用途での使いやすさを追求し、COSYMのデザインとワークフローを一新
  • SiL APIを利用することで、サードパーティツールをCOSYMに接続したシミュレーションが可能
  • COSYM-CARからCOSYMへのワークフローにより、ARXMLファイルを利用して信号レベルのレストバスモデルをFMUとして生成可能
  • ASAM-XIL: ダウンサンプリングAPIをサポート
  • ASAM-XIL: 連続時間モードのブロックをサポート
  • ASAM-XIL:.olc4タイプのMAポート設定をサポート
  • 正規表現を指定することにより、自動接続生成時に、規則どおりのポート名変更をサポート
  • すべてのモデルにおいて出力ポートと入力ポートの初期値の設定を可能にし、シミュレーション開始時に適切な値と計算を取得
  • MATLAB®/Simulink® の参照モデルインポートに対応
  • INCA 7.3.6に対応

COSYM V3.0.0の操作に関する技術要件については こちらを確認してください。

COSYM V3.0.0 の互換製品

  • INCA V7.3.6 SiLにおけるシミュレーションベースの適合用(INCA 7.2.6、7.3.5に対応)
  • ASCMO-MOCA SiLにおける適合ツール、V5.8以降にてサポート
  • MATLAB® Simulink® モデルとの統合および Simulink®との協調シミュレーションはバージョン2016a~2020aにてサポート

COSYM V2.5.0

COSYMソフトウェアの最新バージョンでは、新しいコンセプトと機能を導入し、ユーザーインターフェースを拡張しました。

今回追加された主な機能は以下の通りです。

 COSYM V2.5.0の最新機能

  • ASAM-XiL:COSYMビルドの一環として、実験に利用可能なMAPortConfig.xmlを自動生成
  • FlexRay:SiLの仮想ネットワークにおいて、vECUとCコードモデルを接続するFlexRayをサポート(レストバスは未対応)
  • COSYM-CAR構成を使ったAETHデータトラフィックのロギング機能
  • 同じ名称のポートに自動的に接続するUIおよびAPIのオプション
  • SiLシミュレーションのパフォーマンスをUIおよびAPIで表現
  • SiLにおいて、CコードやMATLAB®/SimulinkモデルのENUMデータ型をサポート
  • EB V21.5.0ツールチェーンおよびFWがHiL FlexRayセットアップをサポート
  • モデルおよびツールカプラとしてMATLAB®/Simulink 2020bおよび2021aをサポート
  • INCA V7.3.5に対応(INCA V7.3.1~V7.3.4は非対応)

HiLについては、COSYM V2.5.0はRTPC最新バージョンの6.5.1が対応しています。

COSYM V2.5.0の互換製品

  • INCA V7.3.5 HiLおよびSiLにおけるシミュレーションベースの適合ツール(INCA V7.3.1~V7.3.4は非対応)
  • ASCMO-MOCA SiLにおける適合ツール、V5.5以降にてサポート
  • MATLAB® Simulink®モデルとの統合、およびSimulink®との協調シミュレーションはバージョン2016a~2020aにてサポート

COSYM V2.4.0

COSYMソフトウェアの最新リリースでは新しいコンセプトと新機能を取り入れるとともに、ユーザーインターフェースを改善しました。

COSYM V2.4.0は、RTPCの最新版であるV6.5.0をサポートしています。

COSYM 2.4.0 の最新機能

  • REST-APIの再構築によりCOSYM SiL ヘッドレスモードが改善されました
  • ブレークポイント、キャプチャー、ウォッチャーを有効にすることでASAM XiL MAポートを拡張しました(SiL)
  • SiL仮想ネットワークにおいて、vECUやCコードモデルの接続にLIN/AETHをサポートしました(レストバスサポートは未対応)
  • COSYM-CAR構成で、CANトラフィックのログ機能とバス操作をサポートしました
  • ネットワークモジュールを介して、監視対象およびサブスクライバECUの電源オン/電源オフテストを表示します
  • システム設定にプロセスのインクリメンタルな自動マッピングが追加されました
  • 新しいEBドライバー4.19がサポートされました(HiL)
  • RTPCがDebian 10 上のGCCコンパイラV8.3に対応しました
  • EE 64ビットに対応し、INCA V7.3との互換性を実現しました
  • オシロスコープに対応しました(SiL)
  • Connections UI のパフォーマンスが向上しました
  • INCAを使用したMATLAB / SimulinkおよびFMUのマップとカーブをサポートしました(SiL)
  • COSYM SiLでASCMO-MOCAとの連携をサポートしました

COSYM V2.4.0 の互換製品

  • INCA V7.3.4 シミュレーションによる適合(HiL/SiL)
  • ASCMO-MOCA SiLでの適合バージョン5.5以降で対応
  • MATLAB® Simulink® モデルの統合、および Simulink®を使った協調シミュレーション(バージョン2016a からバージョン 2020aまでに対応)