ETAS ES132 CAN FDインターフェースモジュール

ETAS ES132 CAN FDインターフェースモジュールは、ECUの適合、診断、フラッシュプログラミングを行うための製品です。2つのCAN FDチャンネルを搭載し、最新のSIC技術(シグナル改善機能)により最大8 Mbit/秒の伝送速度に対応しています。ES132は、その2つのCAN FDチャンネルで、ファストイーサネットインターフェースを搭載したETASハードウェアの機能を拡張します。ES132が提供するシグナルは、ホストデバイスと完全に同期しているため、アプリケーションの観点からは、ホストデバイスに統合されています。

利点

  • ECU計測、適合、診断、フラッシュプログラミングに最適
  • イーサネットケーブルでの電源供給とデータ通信に対応
  • 電気的に絶縁された2個の高速CAN-FD SICチャンネル
  • ISO準拠版とISO非準拠版のCAN FDプロトコルに対応
  • SAE J2534-2に準拠
  • マルチクライアントに対応
  • ETASバスインターフェース統合パッケージ(EBI-IP)を使用し他社製ソフトウェアへの容易な統合が可能

主な特徴

  • 2個のCAN FD SICチャンネルでETASハードウェアの機能を拡張
  • 最大8 Mbit/秒の伝送速度に対応
  • FEダウンストリームポート搭載のETASハードウェアとの互換性
  • ETAS 同期メカニズムに対応
    • ES132のシグナルと接続されているモジュールからのシグナルは、同じ時間領域に配置されるため
  • ETASウェイクアップ・スリープメカニズムに対応
  • HSP ハードウェアアップデートツールを使用したファームウェア更新

使用例

  1. レガシーデバイスの機能拡張 例:ES595にCAN FD機能を追加
  2. ES8xxデバイスへのCAN FDチャンネルの追加
  3. CAN FDやXETKの用途に応じてフレキシブルなセットアップを簡単に作成