ETK – ECUインターフェース

ETKは、エンジンおよびトランスミッションECUの開発および適合に用いる高度のアプリケーションに汎用ECUインターフェースを提供します。このEthernetベースのETKインターフェースは長期的安定性と下位互換性を備えています。このインターフェースはETASのすべてのハードウェアモジュール、INCA適合ツール、INTECRIOおよびASCET開発ツールにサポートされています。

ETKはマイクロコントローラとの接続状態とは無関係に、開発・適合ツールに開発用ECUへの強力なインターフェースを提供します。機械的にも電気的にも堅牢にできていて完全に車載対応です。4.3V~18Vの電圧で確実に動作するうえ、短期間の電圧降下にも耐えられます。非常にコンパクトな形状で、量産用ECUへの取付けに対応します。ECUを車内の実際的な場所に配置して行う冬期試験および高温試験の極限的な温度にも影響されません。このETKインターフェースは中間増幅なしで、最長30メートルの距離間で100Mbit/s Ethernetデータ転送が可能です。

利点

  • 一般的な8ビット、16ビットおよび32ビットマイクロコントローラ(多重化バスの有無を問わず)に使用可能
  • 形状の小型化により、ECUハウジング内に容易に設置可能
  • ハードウェアの小規模な修正と、量産用ECUコードの最小限補足のみで使用可能
  • 豊富なコンフィギュレーションが可能(フラッシュまたはマイクロコントローラアダプタ)
  • 強い振動にも耐える堅牢な構造
  • 幅広い動作温度範囲:-40°C~110°C
  • ECU電源に負荷を与えない外部電源またはECU制御式電源
  • 幅広い供給電圧:4.3V~18:(外部電源モジュール使用により6.5V~36Vに強化可能)
  • 干渉パルスや電圧降下に対する耐性
  • フラッシュからのセーフティリロードによる電源投入および電圧モニタ

ETK products

製品 ETK タイプ マイクロコントローラファミリ

ETK-11.0

parallel ETK

NXP² MPC5500
各種の他社製マイクロコントローラ

ETK-S4.2

serial ETK

Infineon TriCore

ETK-S6.0

serial ETK

Renesas SH

ETK-S20.1

serial ETK

Infineon Aurix

ETK-S21.1

serial ETK

NXP² MPC5700

ETK-S22

serial ETK

Renesas RH850

ETK-T2.2

parallel ETK

Infineon TriCore

ETK-V1.1

parallel ETK

NXP² MPC5500、MPC5600 & ST SPC56x

¹ 以前の型番 NEC V850
² 旧Freescale