ETK / FETK / XETK – ECU インターフェース

今日の自動車で対応可能な性能、安全性、反応性、ドライバビリティ、燃料節約技術、および排出量に関する高い基準は、高度な機能を数多く搭載したECUを配備しなければ到底達成できるものではありません。そのような機能を開発して機能パラメータを適合させるためには、強力な計測・適合アクセスが必要不可欠です。

ETASが提供するEthernetベースのETKFETKXETKのインターフェースを使用すると、パラレルのデータ・アドレスバス経由、あるいはシリアルマイクロコントローラインターフェース(テスト用またはデバッグ用)経由でECUの計測変数と制御パラメータに直接アクセスできるようになります。このETK、FETK、XETKのインターフェースはリアルタイム処理に対応しています。専用電源により、ECUの状態とは無関係にコールドスタート試験を準備して開始することができます。ETK、FETK、XETKは非常にコンパクトで、量産ECUの筐体に収容することができます。車内のECU設置場所の極限的な温度や振動に影響されることもありません。

用途

  • ECUの変数と制御パラメータの計測と適合
  • ECU機能のプロトタイピング
  • ECUのフラッシュ書き込み

利点

  • 開発用ECUとPCベースの開発・適合ツールを結ぶ、車載に好適で様々なマイクロコントローラに対応した強力なインターフェース
  • ECUの車両バスインターフェースに非依存
  • 小さいフォームファクタ
  • 機械的にも電気的にも強靱
  • 柔軟性に富み、各種マイクロコントローラに容易に適応可能

特徴

  • Ethernetによる高帯域幅のデータ転送
  • 数百の計測変数を最大32種類の分解能で時刻同期および角度同期により捕捉
  • プロトタイピングハードウェアなどとリアルタイムにデータ交換(「バイパスアプリケーション」)
  • 時刻同期および角度同期のバイパス分解能を最大16種類サポート
  • 1つのECUに計測、適合およびラピッドプロトタイピング向けの各ツールから同時にアクセス可能