適合手順のモデリングや、データのオフライン解析のための特定の用途に対応するツールボックスが用意されています。
デザイン用ツールボックス
- 制御機能の開発・テストをサポート
- 制御機能のモデリング・テスト向けの外部信号を生成
- 特性やマップをデザインするためのグラフィカルな対話型エディタ
- 外部信号ジェネレータを装備
最適化用ツールボックス
- 多項式、最小二乗法、シンプレックス等の最適化アルゴリズムを備え、すぐに使用できるブロックを提供
- テスト走行サイクルの生成
- 汎用のPIDコントローラ
- 方程式やガバナーの開始/停止/ポーズの最適化のためのソルバ
解析用ツールボックス
- MDF形式の計測データのフィルタリング・同期
- 高速フーリエ変換
- 測定データを表示する多様なブロック(ヒストグラム別など)
- 計測データ解析(データクロッピング、平均値や標準偏差の計算、各種計測値の同期化など)
- ETAS Analytics Toolbox (EATB)に接続することにより、測定データを自動で検証
テストベンチコネクタ用ツールボックス
- CANおよびASAP3を使用した適合手順やテスト手順の自動化
- テストベンチコネクタにより、CANの送受信機能と、テストベンチへの接続に必要なインフラストラクチャを提供
- テストベンチコネクタにより、CANメッセージ経由でテストベンチ環境との接続を実現し、送受信CANメッセージのカスタマイズが可能
- お客様からのご要望に応じてエンジニアリングサービスを提供。エンジニアリングサービスで計測装置の追加も可能
CANコントロール用ツールボックス
- CANメッセージの送受信及び読み込み
- CANバスシミュレーション
- CAN信号の変更(読み取り、書き込み、消去、整列など)
MiL(モデルインザループ)コネクタ用ツールボックス
- 検証、最適化のためのFMIモデルへの簡単なアクセスや、仮想環境下での適合プロセスのフロントローディング
- 開発プロセスにおけるファンクション開発と適合作業との連携強化
- 車両とテストベンチからの実計測データを使用したECUファンクション検証
- 類似または同等のECUファンクションのベンチマークを性能、信頼性、正確さなどの各種のアルゴリズムで実施
エンジンドライバビリティ用ツールボックス
- エンジンECUの適合作業におけるドライバビリティ(走行性能)の計測・解析について適合エンジニアをサポート
- 客観的基準に基づいて異なる車両の走行性能と適合データとを容易に比較できるため、コストと時間のかかる主観的な評価に代わる選択肢を提供
- 車両の計測システムに容易かつ迅速に統合
トランスミッションドライバビリティ用ツールボックス
- 運転行動に影響を与えるトランスミッションのイベント(シフトアップ、シフトダウン、スタート、グライディング、コンバータスリップコントロールなど)を検出するツールボックス
- 客観的な物理的基準に基づいたイベント評価
- 総合的なビジュアル表示機能により、結果のトラブルシューティングや詳細な解析機能を提供
INCA-FLOWランタイムライセンス
- INCA-FLOWスクリプトや適合手順を実行するためのランタイムライセンス(ETAS INCA-FLOWをインストールしていないETAS INCAユーザー向け)