機能一覧
- J1939 モニタリング
- CAN-FD モニタリング
- XCP on CAN-FD
- UDS on CAN-FD
- ASAP3 – 低周期CANモニタリング信号のサポートが向上
- YTオシロスコープではデジタル信号のY軸名とシグナルカーブが明確に相関
J1939 モニタリング
J1939では、29ビットのCANメッセージ識別子を使用して、メッセージに関する情報を符号化します。INCAでは、J1939の信号を他の信号と同じように扱うことができます(変数選択や信号の選択など)。
J1939モニタリングパラメータは、INCAハードウェアコンフィギュレーションの一部として設定できます。
CAN-FD モニタリング
CAN-FDモニタリングプロジェクトを作成するにあたり、INCAはCAN-FD情報が格納されているDBCタイプの入力ファイルを読み取ることができます。CAN-FDパラメータはINCAのハードウェアコンフィギュレーション内に表示されるので、ユーザーはそれらを修正することができます。
XCP on CAN-FD
- ペイロードが8~64バイトのCANを使用する、XCPによる計測
- XCPによるデータアップロードおよびデータダウンロード
- CAN-FDのダウンロードおよびアップロードのデータサイズは最大64バイト
- XCP Flash on CAN-FD(最大64バイトのペイロード実装
UDS on CAN-FD(ISO14229 on ISO15765-2)
INCAがCAN-FDにおけるUDSプロトコルを新たにサポート
- アドレスモード、ブロックモード、およびフリーランニングモードで計測
- 適合
- アップロード、ダウンロード
- INCA-ProFによるUDS on CAN-FDフラッシュ書込み
- 最大4095バイトのUDSメッセージ
- 最大64バイトのCAN-FDペイロード
ASAP3 - 低周期CANモニタリング信号のサポートが向上
現在の環境では、所定期間内に1回以上値が変わった場合にしか発生しないCAN信号が使用されています。ASAP3のユースケースによっては、タイムアウト発生時にはこのような信号を「無効な計測値(“invalid measurement”)」としてマークする必要があります。
- ASAP3ではCANモニタリング信号をイベント同期信号として処理
- 最大で30秒というタイムアウト値を設定可能
このように、ユースケースに合わせてタイムアウトを調整してモニタリングできます。
YTオシロスコープではデジタル信号のY軸名とシグナルカーブが明確に相関
YTオシロスコープのデジタル領域では、Y軸名が明確に相関していなければなりません。アナログ領域とデジタル領域の間のセパレーターを適宜に動かして表示領域の配分を最適化することができます。表示領域の空き具合に応じて、すべてのY軸名が表示されるか、どのY軸名も表示されないかのいずれかになります。どのような場合でも、シグナルカーブをクリックするとステータスバーにY軸名が表示されるので、信号を識別することができます。