機能一覧
- COM-API – 32ビットおよび64ビットのクライアントをサポート
- 変数選択ダイアログボックス(VSD) – 実験のツリーにファンクションリストを追加
- INCA-MCE - 計測・適合組み込み(INCA-MCE)
- FETKをサポート
- 変数選択ダイアログボックス
- XCP – Ethernet上のスレーブ検出
- XCP – ODT最適化および計測データの一貫性チェック
COM-API – 32ビットおよび64ビットのクライアントをサポート
32ビットのクライアントからだけでなく、64ビットのクライアントからもINCAを遠隔操作できるようになりました。INCAはMATLAB® R2015b以降の64ビットバージョンのMATLAB®をサポートしています。
変数選択ダイアログボックス (VSD) – 実験のツリーにファンクションリストを追加
変数選択ダイアログボックス(VSD)に変数設定用のソース(sources)タブが設けられました。ユーザーはこのタブを使用すれば変数をECUファンクションでフィルタリングして表示することができます。
INCA-MCE – 計測・適合組み込み
INCA-MCE(計測・適合組み込み)は新しいETAS FETK ECUインターフェースのFETK-T1.0、FETK-S1.0、FETK-S2.0をサポートするようになりました。
INCA-MCEの変数選択ダイアログボックスには、INCAの実験内で設定されたかあるいはテストベンチから遠隔操作で設定された計測変数と適合変数の両方が表示されます。
XCP – Ethernet上のスレーブ検出
スレーブ検出機能により、ユーザーはEthernet上で接続されているXCPスレーブを探すことができます。INCAはXCP 1.3のGET_SLAVE_IDコマンドをサポートしているすべてのスレーブを見つけ出します。INCAは通信を確立するために必要なパラメータ(IPアドレスとポート番号)を検出します。
XCP – ODT最適化および計測データの一貫性チェック
計測をECU用に最適化するために、INCAは追加の最適化処理をXCP用のデータ一貫性チェックと組み合わせてサポートするようになりました。
A2L / ECU | OM_DEFAULT | OM_ODT_ TYPE_16 | OM_ODT_ TYPE_32 | OM_ODT_ TYPE_64 | OM_ODT_ ALIGNMENT | OM_MAX_ ENTRY_SIZE |
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ODT上の一貫性 |
INCA V7.1の挙動にマッピング |
INCA V7.2.0 |
INCA V7.2.0
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INCA V7.2.0 |
INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2 SP1
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DAQ上の一貫性 |
INCA V7.2.0 |
INCA V7.2 SP1 |
INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2 SP1
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イベント上の一貫性 |
INCA V7.1 behavior |
INCA V7.2 SP1 |
INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2 SP1
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INCA V7.2.0
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INCA V7.2 SP1
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