ETASエンジニアリングソリューションINCA-TOUCH

テストドライブ中にノートPCを使用することは、安全上の高いリスクを伴う行為なので、より多くの企業が禁止するようになってきています。しかし、エンジニアは車を運転しながら計測を行い、個々の車両ファンクションの挙動を検証して適合しなければなりません。そこで、INCA-TOUCHインターフェースを使用すれば、ETAS INCAをタッチスクリーンやボイスコマンドで操作することができます。

タッチ操作

INCA-TOUCH入力ウィンドウの例。

INCAの重要な計測・適合機能は、すべてINCA-TOUCHで実行できます。特にタッチスクリーン向けに最適化された仮想インストゥルメントに、INCAの実験の計測変数と適合変数を割り当てて、計測値の表示と適合値の設定を行うことができます。

最新バージョンのINCA-TOUCHは、INCA-TOUCHインターフェースを設定するためのウィンドウとタッチセンサ式のスクリーンにコマンドを入力するためのウィンドウとで構成されていて、INCAの実験に統合されます。

ノートPCをINCAコンピュータとして使用する場合は、上述の入力ウィンドウを別のタッチスクリーンに表示することができます。WindowsタブレットをINCAコンピュータとして使用する場合、タブレットのディスプレイに入力ウィンドウを直接表示して使用ことができます。

使用用途

  • テストドライブ時の計測・適合

特長

  • テストドライブ中にINCAの実験を安全に表示・操作
  • タッチスクリーン用に最適化された設計
  • 音声による実験の制御と、計測記録データへの音声コメント付加の両方が可能
  • 適合手順を自動化
  • 多数のアプリケーションで実地試験済み