ES583 – USB FlexRay Bus インターフェース

FlexRayは高速かつ決定論的なデータ交換のためのスケーラブルでフォールトトレラントなシステムです。 FlexRayの時分割多重化方式はモジュラー式の安全関係の分散システムの設計を促進します。FlexRayはその最大10 MBaudもの伝送速度によって、増加の一途を辿っている車載電子システム間の通信による大量のデータ伝送を可能にしています。

ES583モジュールは、FlexRayベースのバスシステムおよびECUを扱うすべての作業に好適なツールです。計測データの収集、適合、診断およびECUフラッシュメモリのリプログラミングに使用できます。

ES583モジュールはコンパクトで経済的なFlexRayバスインターフェースです。このモジュールはPCをFlexRayバスに、またはFlexRayインターフェース経由で1台のECUに接続します。

ES583モジュールはUSB経由でPCに接続されます。設置も設定も容易に行えます。電力はPCから供給されるので、外部電源は必要ありません。

内蔵の同期化ノードにより、複数個のFlexRay ECUと個別に通信を開始できます。そこで、たとえば、ECUのプロトタイプを新しいソフトウェアバージョンにより更新する作業も、電気回路を追加することなく、車外で行うことができます。

ES583モジュールはETAS EBI-IP(ETAS ECU and Bus Interfaces Integration Package)というオープンなインターフェースをサポートしているので、サードパーティサプライヤのソフトウェアツールとの統合も可能です。

特長

  • PCのための、コンパクトで経済的なFlexRayインターフェース
  • USBで直接、容易に接続可能
  • 計測、適合、診断及びECUフラッシュプログラミングに最適
  • INCA に完全統合
  • FlexRayインターフェースとPCを電気的に絶縁
  • 同期化ノードを内蔵
  • オープンなインターフェースによりサードパーティサプライヤのソフトウェアツールに統合可能