INCA-LIN アドオンを使うことで、センサまたはアクチュエータにLIN 経由で接続されているECU の開発と適合をサポートする、INCA に実装されているLIN のすべての機能およびインターフェースを使用できます。
INCA では、LIN の信号は物理値で扱われ、他のすべての測定/適合データと時間同期されます。時間同期データは因果順序に基づいているため、測定データの解析も容易です。
INCA-LIN は動的フレームや動的コンフィギュレーション等のようなLIN のオプション機能をサポートしているので、これを使用するとインターフェースハードウェアの設定や測定する信号の選択を容易に行えるようになります。
主な特長
- LIN V1.3、V2.0、およびV2.1 をサポート
- LIN フレームに含まれる物理信号を監視
- LIN フレームのペイロード部にある生データを監視
- LIN ディスクリプションファイル(LDF)の使用によるインターフェース設定および信号復号化
- 動的フレームのサポート(フレームの解釈はオンラインで変わります。)
- 動的フレームの事前定義が可能
- LIN データと他(ETK, CAN、FlexRay、センサ)のデータを時間同期
- 事前に用意されたグループ(ECU、Frame)により信号選択が容易
- LIN インターフェースのパッシブバス挙動(バス干渉なし)
- INCA データベースからインポートされたLDF ファイルをファイルシステムにライトバック
- 以下のハードウェアインターフェースモジュールをサポート
- ES592 インターフェースモジュール: CAN, LIN, ETK, XETK/Ethernet
- ES595 インターフェースモジュール: CAN, LIN, FlexRay, ETK, XETK/Ethernet
- ES891/ES892 インターフェースモジュール: CAN / CAN FD, LIN, FlexRay, FETK, XETK/Ethernet
- ES910 プロトタイピング/インターフェースモジュール: CAN, LIN、ETK, FleyRay (ES920 拡張による)
- CANcaseXL: CAN 、LIN
- CANcardXLe: CAN 、LIN